こんにちは、足と臭いの悩み研究所長です。
今日は水虫の性質についてお話しします。
そもそも水虫とは、どのようなものなのか
水虫とは…
真菌(カビ)で感染する皮膚病になります。
原因菌となるカビは、一般的に白癬菌(はくせんきん)という名で呼ばれ、
これ自体は目には見えないものです。
手足にカビの一種である白癬菌が住み着いた状態。
ここでは、足にできる水虫の代表的な症状をみていきますね。
カビの一種の白癬菌(はくせんきん)とは
白癬菌(皮膚糸状菌)とは、カビ(真菌)の一つです。
栄養源はケラチンというタンパク質の一種で、
白癬菌はケラチンが多く存在する皮膚の角質層や毛、爪に感染します。
発生した部位により呼び名が変わります、足の場合は「水虫」となります。
(他部位では”たむし”や、頭部では”しらくも”と呼びます)
水虫に感染した人が歩いた床やマットの上を素足で歩いたり、
長時間、同じ靴や靴下、スリッパを履き続けて汗をかいたりすることで
水虫ができやすい環境となり、水虫を発症する確率が高くなります。
水虫菌はとても生命力が強く、皮膚からはがれ落ちた角質の中でもまだ生き残っています。
白癬菌(はくせんきん)は、温度が15度以上で湿度が70%以上になると急激に増えます。
すぐに感染して水虫になるわけではありません。
“つく”ことの積み重ねと、“高温多湿状態”の積み重ねにより、
水虫になる状況を作りだしています。
水虫の初期症状
さてここで、水虫を自覚する初期症状についてお伝えします。
白癬菌(はくせんきん)がついてから、長い期間を過ぎると症状がだんだんと進行します。
「気がついたらこうなっていた」という頃にやっと自覚症状が出てきます。
それは、かゆみから始まり、そして何もしないで放っておくと、
水ぶくれや皮むけなどの症状が出てきます。
それぞれの症状
- 皮がむけたりする「小水疱型」
- 指の間が白くふやける「趾間型」
- 足の裏やかかとがガサガサになる「角質増殖型」
主な水虫3種、それぞれ症状の進行と変化
- 趾間型(しかんがた)
足の指の間に発症するタイプで、水虫の中で最も多く見られます。最初は指の間に赤みや小さな水ぶくれができますが、やがて皮膚がふやけたように白くなり、ぽろぽろと剥がれ落ちるようになります。この状態を乾燥型といいます。また、皮膚がじゅくじゅくとして赤く腫れ、ふやけてしまうこともあります。この状態を湿潤型といいます。どちらもかゆみの症状が出ますが、湿潤型の方がよりかゆみが出やすいといわれています。高温多湿な季節に悪化する傾向があります。 - 小水疱型(しょうすいほうがた)
足の裏に小さな水ぶくれができるタイプです。足の指の付け根や側面、足の裏の土踏まずにできることが多く、症状が進むにつれてだんだんとかゆみが強くなってきます。水ぶくれは破れて皮がむけたり、褐色に変色したりします。梅雨の時期に発症しやすく、秋によくなるケースが多く見られます。 - 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
足の裏全体が多少赤味を帯び、皮膚が分厚く・硬くなり、ひび割れをしたり、白く乾燥し、皮膚がむけたりするタイプです。かゆみを伴わないため、水虫と気づかないケースもあります。冬場は角質化した部分がひび割れて痛みが出ることがあります。
主な対処法
抗真菌作用のある外用薬を1日1回塗布することが有効です。
爪白癬、角質増殖型の足白癬、頭部白癬では、内服薬を用いた治療があります。
足白癬の場合、症状のある部位だけではなく、全ての指の間、
足の裏全体に外用薬を塗布し、1~3ヵ月程度継続が必要です。
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