魚の目・タコ・マメ

手足にできるふくらみ。マメとタコの違いを知ってますか?

こんにちは、足と臭いの悩み研究所長です。

普段、あまり歩く機会のない方や
長距離を歩き過ぎたり、激しい運動をすると足や手にふくらんだ部分ができたりします。
このふくらんだ部分を「マメ」や「タコ」と呼んでいますが、
どういった区別があるのか、ご存知でしょうか?

マメとタコは、どちらも皮膚に部分的に刺激が加わることでできるものですが、その原因や症状は異なります。

マメとタコの違いは何?

マメ」は皮膚がはがれ、中に水がたまりってしまった症状、
いわゆる水ぶくれの状態をいいます。
急激な摩擦が皮膚に加わってできる水ぶくれになります。
新しい靴を履いた時や、スポーツなどで手や足に摩擦がかかった時にできやすいです。水ぶくれが破れると皮膚がめくれて痛みを伴います。

タコ」は繰り返し同じ場所に刺激が加わることで、
その部分の角質が厚く硬くなった状態の事をいいます。
圧迫や摩擦が繰り返されて、皮膚の角質層が厚く硬くなります。
足の裏や指の付け根などにできやすく、足の形に合わない靴や、足の一部に圧力がかかる歩き方が原因になることが多いです。

「マメ」と「タコ」は改善させる方法にも違いがあります

「マメ」の対処法

「マメ」は水泡を消毒した針でつついて中の水を抜き取り、
浮いている皮膚をはさみなどで綺麗に切り取った後、
消毒をしてかさぶたを作らないタイプの絆創膏(バンソウコウ)でラップしておきます。
数日のうちに組織から湿潤してきた液体により、傷が治癒されます。
マメは水ぶくれの部分を保護しておけば自然に治りますが、潰したり剥がしたりすると感染のリスクがあります。

自然治癒力を高め、痛みをやわらげながらキズを早くきれいに治すキズパワーパッド。人間の身体や皮膚の伸縮や動きを考えて作られているため、はがれづらく、まるで自分自身の肌のようになじみます。
キズパワーパッドは、傷口が綺麗に修復するためお勧めです。

「タコ」の対処法

タコは痛みを伴うこともありますが、痛みがなければ放置しても問題ありません。
タコは原因となる刺激を除去しないと自然に治ることはありませんが、塗り薬や市販薬を使って角質を削ることで治療できます。
厚くなってしまった角質を外用薬で柔らかくしてから削り取る方法が一般的です。
角質剥離剤の入った薬は、薬局などで売られています。

スピール膏EX50は、サリチル酸の角質軟化溶解作用を利用した角質剥離剤です。厚く硬くなった皮ふをやわらかくし、うおの目、たこ、いぼの角質を取り去ります。付属の保護用パッドにより患部を守り、外部からの刺激による痛みをやわらげます。

マメとタコの違いは、水ぶくれの有無や、原因となる刺激の種類や強度によって区別できます。

マメは短期間の刺激で皮膚と組織がはがれてしまうのが原因ですが、繰り返すと角質が厚くなり「タコ」に変わっていきます。
タコは放置していると、魚の目という症状に発展し歩くたびに痛みが出るようになります。
関節や筋肉などにも影響が出てきますので注意が必要です。

マメは急激な摩擦によって水ぶくれができるのに対し、タコは慢性的な圧迫や摩擦によって角質が厚くなるのです。
マメとタコの予防や治療には、刺激や摩擦のおこりやすいところに保護パッドやテーピングをしたり、手袋をしたり、通気性の良い靴や靴下を履いたりすることが効果的です。

どちらも、自分の足に合わない靴や靴下を着用していることで発生することが多いため、足に合う靴や靴下を着用するようにしましょう。

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